あたしの女に手を出すなのこと

書籍をブックオフに売り飛ばそうと倉庫で整理してたら南Q太氏のあたしの女に手を出すなが出てきた。(他にもいろいろだが)おそらく岡崎京子氏とかそこらへんの流れで買った書籍なのでおそらく高校か大学に入った頃に買った本だと思う。
この本は一応短編集なのだが(と書いたのは続き物も掲載されているからである)読み返してみても面白かった。
この本の中に「彼女との日々」という一作品があるのだが丁度作者の妊娠・出産と重なっていた作品でその娘の日常の作品である。
それが今のわたしの日常とシンクロしていて非常に興味深かった。家の娘も丁度2歳で寝相まで一緒だったのでかなり親近感を覚えたのである。
こういうシンクロできる瞬間というのは(作者にとっては迷惑であるかもしれないが)読者にとっては幸せな瞬間であることは間違いない事実であろう。
読書で幸せを感じることができる喜びのひとつであることは言うまでもない。